Letter from Yochomachi

余丁町散人(橋本尚幸)の隠居小屋

2014年6月19日木曜日

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皆さま始めまして、余丁町散人の息子です。 こちらのブログには、初めて書き込みます。 突然で、非常に悲しいお知らせになるのですが、 余丁町散人は先日、この世を去りました。 6月15日のことです。 長い闘病の末、最愛の妻に看取られながらの穏やかな最期でした。 このブロ...
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2014年6月4日水曜日

再開してみるか

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あまりに長い間、何も書かなかった。理由は山ほど。ボツボツ説明して行く必要があると思う。
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2013年11月25日月曜日

リンダ・グリーンロウ『女船長 ロブスターの島に帰る』

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ずっとむかしに読書メモを書いておいた本だが、メモがどっかに行ってしまった。別ブログにまぎれ込んでいたので、再録。 著者は話題になった大迫力映画 「パーフェクト ストーム 」 の主人公船長のライバル女船長のモデル。アメリカではベストセラーとなった。メカジキ漁を17年間...
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2013年11月24日日曜日

ウォルター・バジョット『ロンバード街 金融市場の解説』

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この本の驚くべき点は、これが19世紀に書かれたということと、それに加えてこれほど「金融市場」についてその本質を易しく解説した本はないだろうと云うこと。小生も昔は企業の調査部でマクロ経済分析などはやらされたことがあるが、その際先輩から釘を刺されたことに「金融問題については深入りする...
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2013年10月14日月曜日

ハインリッヒ・シュリーマン『シュリーマン旅行記 清国・日本』(La Chine et le Japon au temps présent)

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トロイの発掘で知られるシュリーマンだが、トロイ発掘を思い立つ前に日本にもやって来たことは案外知られていない。ロシア貿易(クリミヤ戦争での武器密輸など)で巨万の富を築いたシュリーマンは19世紀半ば一度行ってみたかった清国と日本を見物するためはるばる極東までやってくるのだ。時は186...
2013年10月13日日曜日

フェルナン・ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15 - 18世紀 日常性の構造、交換のはたらき、世界時間』(全6冊)

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この1ヶ月、ブローデル三昧だった。この本はフランス歴史学アナル(年報)学派の巨頭が25年の歳月をかけて書き上げた彼の代表作。膨大で、詳細で、具体的で、箴言にあふれる。圧縮された文体は難解。普通の本を読むのに較べ時間は3倍以上掛かるが、でもとにかく面白いのである。知らなかったこと、...
2013年9月2日月曜日

ジャレド・ダイヤモンド『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 』

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ジャレド・ダイヤモンドの本はいずれもたいへん面白いのだが、時々へんに「エコロ・リベラル」みたいなところがあり、そういう人なんだなあと思っていたんだけれど、この本で認識を改めた。きわめて公平な立場から、現実的で具体的な議論が繰り広げられている。この本で著者が取りあげる「文明崩壊」事...
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2013年8月30日金曜日

ケネス・ポメランツ/スティーヴン・トピック『グローバル経済の誕生: 貿易が作り変えたこの世界 』

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たいへん怖ろしい本である。アメリカ歴史学会の会長を務めるポメランツ氏(中国近代史の研究で名高い)とカリフォルニア大学歴史学部教授のトピック氏(植民地支配下のラテンアメリカの研究者)の共著。15世紀以降、悪辣なヨーロッパ商人が世界に進出し、他国を植民地化し、世界がグローバル化する中...
2013年8月26日月曜日

ヴェルナー・ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』(講談社学術文庫)

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タイトルが面白そうだったので読んだら、きわめて真面目な本であった。貴族社会の放蕩息子たちの女性誘惑のために行った際限ない浪費と、カッコヅケと見栄と顕示欲に基ずくアホらしい贅沢消費パターンが、徐々に大衆化(ブルジョワ化)していったことこそが、現代資本主義を発展させる鍵となったという...
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2013年8月22日木曜日

ニコラス・ウェイド『宗教を生み出す本能 進化論からみたヒトと信仰』

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とても真面目な本。こんな本を読むのは普通真面目な人に限られるので、おいらみたいないい加減なオッサンが読むのは場違いだが、最近この世の中に蔓延する合理性のない集団心理や「空気」、それに他集団に対する攻撃性なんかに辟易することが多く、この集団心理はひょっとしてホモサピエンスに生まれつ...
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